入塾案内
芦沢塾は、平成12年4月からスタートし、少人数での濃い内容の指導をしてきました。
少ない生徒ながら、プロのライター、コンクール受賞者を排出しています。
【芦沢俊郎より】
表彰されたことはおろか、私には代表作だと胸を張れる作品もない。
その反面、量産だけはした。帯ドラ39番組だけでも、ペラ10万枚に及ぶ。
ほかにも時代劇200本、以下ポルノからアニメに至るまで広いジャンルに手を染めた。
つまり、作家というより職人と呼ばれる方が当っているような生活だったわけで、
どこかに気恥ずかしい思いが残る。
書きながら一方で、松竹シナリオ研究所を皮切りに指導者としての道を歩んだが、
これに関してはやや胸を張れる。
この人には作劇のテクニックをどう伝えればいいか、
この人の場合は思考回路をどう正せばいいのか、
話し合っているうちに掴めてくるのだ。
選手としては凡庸であった私にも、コーチとしての資質が備わっていたのかもしれない。
ならば残る人生は、後進を育てることに費やしてみようと決意している。
一人でも二人でも新たな交流を持ちたい。
芦沢俊郎
塾生
生徒数・・・10名程度
時間・・・・毎月2回、土曜日、午後2時~5時 <変動することもあります>
場所・・・・浅草駅、東武線徒歩5分、銀座線、都営浅草線、つくばEXから10分~15分ほど
浅草茶房「うまみち」
とても落ち着いた雰囲気のいい喫茶店です。
地図はこちらです http://asakusa-umamichi.com/access.html
授業内容・・芦沢俊郎によるシナリオ作法講義、
各塾生のモチーフを全員で討論、
映画プロデューサー、現役シナリオライターなどを招いての特別講義
授業料・・・毎回支払い1500円 お茶代(喫茶うまみちへ)
管理人より芦沢塾についてもう少し詳しく
Q.入塾資格はありますか。
入塾する際にテストはありません。
年齢も18歳以上であれば、上限はありません。実際、塾生さん、通信生さんの年齢幅は広いです。
シナリオの経験も問いません。
芦沢先生曰く、強いて言えばシナリオに対する熱意です。
あと、管理人の個人的な意見ですが、「習う」という意志がないと続かないと思います。
Q.シナリオの書き方の教本はありますか。
「芦沢塾」としては特に用意していません。
市販の教本や出版されているシナリオをお読みになって、段落のつけ方など勉強して来てください。
もちろん、聞いてくださればホクトがわかる限りご説明致します!
また、初心者の方には芦沢先生からも「こんなシナリオ読むといいよ」とかのお勧めはあります。
Q.通信から塾生への移行は可能ですか。
もちろんです!逆も構いません。
通信生の方が通える時に、塾に顔を出すということも可能です。
Q.いつごろプロとして仕事ができますか。
大変難しい質問です。人それぞれとしか言いようがないです。
そして重大なことですが、絶対にプロになれるという保証はできません。これはどこの学校も同じだと思います。
芦沢塾としては『シナリオを楽しむ』というよりは『プロのレベルを目指す』という方向で授業は進めています。
芦沢先生が安心して業界に押せるようになるまでも大変だと思いますし、
押して頂いてからその世界で食べていけるようになるまでも大変なことだと思います。
Q.授業はどのように進めているのですか。
塾は、塾生のプロットや作品を全員で検討します。
「このプロットは作品になるのか」「どうすればおもしろくなるのか」などです。
材料が無い時は、先生が今まで仕事をし指導して来た中で感じ得てきた創作に役立つ考え方、技術などの講義になります。
特にプロットや作品の提出を強要することはありません。宿題もないです。
書いたモノ勝ちで、細かい指導が受けられるといった感じですね。
通信は、プロットの提出から始まり作品となるまで、
先生と電話を中心に、FAX、メール、郵送などでやりとりを続けます。
こちらもプロットの提出を強要しません。
書けば書くほど指導を受けることができます。
Q.先生に提出するプロットはどのように書くのですか。書き方は決まっていますか。
プロットの書き方は一切ありません。塾の場合は口頭で「こんな話を書きたい」でも結構です。
『女が○○したために○○に変わっていく話』は作品になりますか?みたいなものから、
きっちりストーリーを書き込んだものまで、お受けしています。
どちらがいいですか?と問われれば、最初は短い方がいいと思います。
『女が○○したために○○に変わっていく話』が書きたいです。例えばこんな感じです~~…。
ぐらいがいいように思います。
もちろん、書きたいモノが具体的な場合はストーリーを書き込んでも良いと思います。
ただし、先生から直しの指導があった時に自分の作品を毀すことができる柔軟さが必要です。